夜中の激痛を即解消!足がつる時に効く漢方薬の選び方と正しい対処法

夜中の激痛を即解消!足がつる時に効く漢方薬の選び方と正しい対処法

夜中の激痛を即解消!足がつる時に効く漢方薬の選び方と正しい対処法の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。

即効性を最大限に引き出し、かつ安全に運用するためには、芍薬甘草湯を飲むタイミングを明確に把握しておく必要があります。

基本ルールは「発作が起きた瞬間の頓服(とんぷく)」です。つった直後に水または白湯で服用するのが最も効果的です。水なしで服用できるチュアブル錠やゼリータイプを除き、枕元にペットボトルの水と漢方薬をセットで常備しておくのが夜間の鉄則です。

また、「ゴルフや登山など長時間の運動を控えている」「前日激しい運動をして今夜は必ずつりそうだ」という明確な予兆がある場合は、就寝前または運動開始の30分前に予防的に1包服用することも有効な手立てとなります。

しかし、ここで極めて重要な警告をしておかなければなりません。それは芍薬甘草湯の副作用と「長期連用の危険性」です。

芍薬甘草湯に含まれる甘草の主成分グリチルリチン酸は、長期間にわたって過剰に摂取し続けると、腎臓でのカリウム排泄を促進し、ナトリウムと水分を体内に溜め込む「偽アルドステロン症」を引き起こします。偽アルドステロン症が進行すると、以下のような深刻な症状が現れます。

・手足の脱力感・しびれ、力が入らない(低カリウム血症)
・顔や手足の著しいむくみ(浮腫)
・血圧の急激な上昇
・筋肉の痛みや全身の倦怠感(ミオパチー)

風邪薬や胃腸薬、トローチなど、他の一般用医薬品にも甘草が含まれているケースは非常に多く、知らず知らずのうちに甘草の重複摂取に陥る例が後を絶ちません。芍薬甘草湯は「毎日予防として漫然と飲み続ける薬」ではなく、連続服用は原則として数日から長くても数週間以内にとどめるべきです。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。