大手生活情報サイトやSNSのコミュニティ、知恵袋に投稿された数千件の一次情報に目を通すと、購入者の熱狂が落胆へと変わる生々しいプロセスが浮き彫りになります。とりわけ二大巨頭として市場を牽引する「無印良品」と「ニトリ」の製品に関しては、詳細な口コミが寄せられています。
「無印良品の脚付きマットレス」は、洗える脱着式カバーの利便性や高密度ポケットコイルのフィット感、木製脚のインテリア性の高さで根強い人気を誇ります。しかし、長期使用者のレビューを分析すると、以下のような手記が目立ちます。
「見た目のミニマリズムに惹かれて購入し、最初の1年は大満足でした。ところが2年半を過ぎた頃から腰の部分が底付き感を覚えるほど沈み、朝起きると腰に鈍痛が走るように。カバーは洗えてもマットレス自体のへたりはどうにもならず、フレームごと丸ごと買い直すしか選択肢がないことに気付いて愕然としました」(20代後半・IT勤務女性の手記より)
一方、低価格帯のボンネルコイルを中心とする「ニトリの脚付きマットレス」に関する口コミでは、コイルの耐久性とギシギシとした軋み音に関する指摘が頻発しています。あるユーザーはSNSで次のように告白しています。
「寝返りを打つたびに『ギィ…』と鈍い金属音が鳴り響き、同居人や夜間の眠りを妨げるようになった。中のバネが背中にゴツゴツ当たる感触があり、厚手の敷きパッドを重ねて誤魔化したが限界。安物買いの銭失いとはこのことだった」(30代男性の投稿より)
さらに深刻なのが、搬入のしやすさを最優先して選ばれる「分割式(セパレートタイプ)」の寝心地です。マットレスが上下ふたつに割れている構造上、ちょうど人間の腰から骨盤が乗る真ん中に「硬いフレームの継ぎ目」が位置します。「マジックテープで連結しても寝ている間にズレて隙間ができる」「腰骨が木枠のフチに当たって熟睡できない」という不満が噴出しており、利便性と引き換えに毎日の睡眠体験を犠牲にしてしまう典型的な後悔パターンとなっています。