最高峰カードを手に入れるためのハードルはどの程度高いのでしょうか。カード会社各社は明確な審査基準を公表していませんが、富裕層向けファイナンシャルプランナーや保有者の証言を総合すると、明確な選別ラインが存在します。
一般的なブラックカード年収目安としては、カードの種類によって1,000万円前後から3,000万円以上まで幅があります。かつては「年収数千万円以上の資産家でなければ不可能」とされていましたが、現在のマーケットではカードのポジショニングによって難易度が分化しています。
最高峰に位置するカードの多くは、自ら申し込むことができない「招待制(インビテーション制)」を採用しています。インビテーション獲得条件として重要視されるのは、単なる高年収だけではありません。カード会社が最も注視するのは、以下の3つの要素です。
第一に、下位カード(プラチナカードやゴールドカード)での年間決済実績(年間数百万円〜1,000万円以上を数年間継続)です。第二に、延滞や貸倒れリスクが皆無であることを証明する強固なクレジットヒストリー。そして第三に、高級ホテル、航空券、高級レストラン、百貨店など、ハイステータスなライフスタイルに合致した健全な利用内訳です。日用品の決済だけで年間数千万円を使っても招待状が届きにくい一方、出張や会食で日常的に利用している経営者には比較的早期に声がかかる傾向が現場の実情から窺えます。