「紅白に出場しない=NHKと確執があるのではないか」という言説がネット上で散見されますが、これは事実無根の誤解です。過去の放送実績を客観的に検証すれば、両者が極めて深いリスペクトで結ばれていることが分かります。
NHKは2008年に『NHKスペシャル 奇跡のロック男~B'z 20年目の軌跡~』を放送したほか、稲葉浩志と松本孝弘の個々の活動にも密着した大型特集を幾度も編成してきました。松本孝弘がNHK交響楽団と共演した特番や、稲葉浩志の作詞哲学に迫るインタビュー番組など、NHK側は常にB'zの音楽的功績を最高峰のドキュメンタリー手法で記録し続けています。
B'z側も、単なるプロモーション目的の露出は断る一方で、制作現場のリアルや音楽的探求を掘り下げる骨太な企画に対しては長時間の密着取材を受け入れるなど、信頼関係に基づいた協力を惜しんでいません。紅白歌合戦への不出場は確執によるものではなく、「音楽をどのようにリスナーへ提示するか」という表現手法の選好の違いに過ぎないのです。