立席特急券を手に改札を抜けた後、乗客が直面するのが「車内のどこに立てばよいのか」という空間利用の問題です。乗車マナーを守らないと、車掌からの注意を受けるだけでなく、他の乗客とのトラブルに直結します。
乗車の基本位置は「券面に記載された号車のデッキ」です。新幹線のデッキは、トイレ、洗面台、ゴミ箱、多目的室、乗降ドアなどが集中する共用部です。以下のポイントを厳守して立ち位置を確保してください。
- 乗降ドアの前を完全には塞がない:主要駅に停車する際、乗降客のスムーズな移動を妨げないよう、ドアが開く方向とは反対側へ体を寄せる。
- トイレ・多目的室の扉前を空ける:利用者が急いで出入りするため、ドアの可動範囲や動線を塞がない配置を取る。
- 車内販売や巡回スタッフの通路を確保する:ワゴン販売や車掌の移動ルートを妨げないよう、壁面に背を付けて立つ。
なお、自由席特急券で乗車した列車(自由席あり)でデッキが過密状態になった場合は、自由席車両内の「客室通路」に立って乗車することが認められています。ただし、指定席車両の通路に立ち入ることは規程違反となるため厳に慎まなければなりません。