武井咲の存在感を一層際立たせたのが、脇を固める豪華実力派キャスト陣との緊迫した相関関係です。男尊女卑の権力社会に君臨する怪物たちと、元子の間で行われる心理戦は毎話息を呑むサスペンスを生み出しました。
衆議院議員秘書として元子と複雑な共犯関係・恋愛感情を築く安島富夫役に江口洋介。元子の下で働きながら牙を剥くライバルホステス・山田波子役に仲里依紗。さらに、元子に強請られ破滅していく楢林院長役に奥田瑛二、大手予備校理事長・橋田役に高嶋政伸、政財界のフィクサー長谷川役に伊東四朗、楢林を盲従する看護師長役に高畑淳子と、怪演とも言える濃厚な演技バトルが展開されました。
そして、この濃密な人間ドラマを締めくくったのが、福山雅治が書き下ろした主題歌『聖域』です。欲望渦巻く夜の街で己の尊厳を賭けて戦う元子の心情をスパンキーなギターリフと艶やかなボーカルで表現し、ドラマのエンディングを鮮烈に彩りました。