Q1:麻酔が切れる前にお腹が空いて限界です。何か安全に食べる方法はありますか?
A1:原則として麻酔が完全に切れるまで食事は厳禁です。感覚がない状態で咀嚼すると、高確率で頬の内側や唇を強く噛み、重い口内炎や血腫を作ってしまいます。どうしても我慢できない場合は、噛む必要のないゼリー飲料や冷たいポタージュスープを、鏡を見ながらスプーンで少しずつ喉へ流し込んでください。ストローの使用は頬の筋肉が麻痺して吸い込みにくく誤嚥の原因になるため避けてください。
Q2:親知らずの抜歯後、麻酔が効きすぎている状態で寝てしまっても大丈夫ですか?
A2:当日の就寝であれば、そのまま体を休めて問題ありません。睡眠中は無意識に唇を噛んでしまうリスクが減るため、安静を保つ意味でも有益です。ただし、枕を高くして頭の位置をやや上げて寝ることで、患部への血流集中を防ぎ術後の腫れや痛みを和らげることができます。翌朝起きた段階で感覚が戻っているかを確認してください。
Q3:麻酔が切れない影響で、笑ったときに口角が片方上がらず顔が歪んで見えます。治りますか?
A3:麻酔薬が運動神経である顔面神経の末梢枝に一時的に浸透した場合、唇を動かす筋肉の動きが鈍くなり、一時的に顔が歪む現象(ベル麻痺に似た症状)が起こることがあります。これは麻酔薬自体の効果が切れれば通常数時間で自然に消失します。麻酔が完全に抜けても表情筋の麻痺が続く場合は極めて稀な合併症が疑われるため、速やかに担当医に相談してください。