住居の設備選定においては、初期費用の安さに意識が引っ張られ、長期的な快適性やランニングコストを過小評価してしまう心理的罠が存在します。後悔を防ぐための判断基準は明快です。
10畳用(2.8kW)を迷わず選んでよい人
- 独立した寝室・子供部屋・書斎(8〜10畳)に設置する計画である。
- 2000年以降に建てられた高気密・高断熱仕様のマンションや住宅である。
- 部屋の窓が北向き、または遮光・断熱性能の高い複層ガラスや遮光カーテンを備えている。
- 部屋の中にキッチンやサーバーなどの高熱源となる設備が存在しない。
10畳用ではなく12畳〜14畳用(3.6kW〜4.0kW)へサイズアップすべき人
- 対面キッチンを含むLDK(10畳前後)、または隣接する部屋の引き戸を開け放して生活するスタイルである。
- 南向きや西向きに大きな掃き出し窓があり、昼間に直射日光が強く差し込む。
- 木造住宅の最上階(屋根裏からの輻射熱を受けやすい環境)に位置している。
- 寒冷地や冬場の底冷えが厳しい地域で、エアコンをメイン暖房として運用する。