玩具としての知名度以上に、本作をネットカルチャーの伝説へと押し上げたのが「1103兆3543億円」という常軌を逸した出品価格の噂です。ピクシブ百科事典や各種まとめサイトの記録によると、事の発端は2018年から2019年にかけてSNS上で拡散されたヤフオク!の落札画面とされるスクリーンショットでした。
国家予算をはるかに凌駕するこの天文学的な金額は、2018年度当時の「日本の国債・借金総額」と完全に同額でした。有志による検証の結果、これはブラウザの要素検証機能(インスペクタ)等を用いて落札金額の数値を書き換えた典型的な「ネタ画像(コラージュ)」であることが確定しています。ニコニコ大百科や過去のオークション履歴を参照すると、実際の元ネタとなった出品の落札価格はわずか1000円前後でした。
発売当時の定価は6,480円(税込)であり、モーター駆動や電子回路を持たないプラスチック成型品としては一般的なファミリー向けボードゲームの価格設定でした。しかし、この「1103兆円コラ」があまりに強烈なインパクトを残したため、現在でもフリマアプリ等で「¥1,103,354」といった語呂合わせのネタ価格で出品される事例が散見され、デジタルミームとしての寿命の長さを見せつけています。