ネット上の掲示板やSNSでは、パーティーゲームに関する赤裸々な本音が日々投稿されています。華やかなプロモーション映像の裏側で、一般プレイヤーが直面している現実はどのようなものなのでしょうか。
大手コミュニティサイトの書き込みを分析すると、最も顕著に見られるのは「ガチ勢とエンジョイ勢の摩擦」に関する嘆きです。ある20代男性はSNS上でこう吐露しています。
「久しぶりに集まった旧友と対戦格闘やマリオカートを遊んだが、操作に慣れている1人が圧倒的に勝ち続け、負け続けた友人がスマホをいじり始めて空気が凍った。それ以来、腕前が如実に出るゲームは対面では二度と出さないと誓った。」
取材に応じた都内のゲームオフ会主催者(30代・運営歴6年)も、現場での温度感を次のように証言します。
「勝敗が個人の技量のみに依存するゲームは、3回戦もすれば敗者が固定化され、集団のモチベーションが急速に低下します。逆に成功している会では、『Overcooked!(オーバークック)』のような協力ゲームでパニックを共有するか、あるいはダイスやルーレットといった運要素が勝敗の5割を占めるゲームを採用しています。大切なのは、『負けても自分のせいだけではないと言い訳できる余白』を用意してあげることです。」
生のユーザー体験が示しているのは、勝負の厳密さよりも「笑いの総量」を最大化するゲームデザインが求められているという冷厳な事実です。