おかわかめの魅力は葉だけに留まりません。夏から秋にかけて成長する「太い茎」や、秋口に葉の付け根に実る「むかご(気根・塊茎)」も、極めて栄養価が高く美味な部位です。
葉を摘んだ後に残る茎は、アスパラガスやインゲンのような心地よい歯ごたえがあります。斜め薄切りにして人参や豚肉と「きんぴら風炒め」にするか、細かく刻んでスープの具にすると絶品です。
また、ゴツゴツとした見た目の「むかご」は、軽く水洗いして塩茹でするだけで、ホクホクとした山芋のような風味とおかわかめ特有のわずかな粘り気が楽しめます。お米と一緒に炊き込む「むかごご飯」や、多めの油で転がしながら炒め揚げにして塩を振る「むかごの素揚げ」は、秋の味覚として知る人ぞ知る極上の逸品です。
鮮度と栄養を逃さない冷凍保存のテクニック
おかわかめが大量に手に入った際は、適切な冷凍保存を行うことで約1ヶ月間美味しさをキープできます。
【冷凍保存の手順】
1. 熱湯で「5秒未満」の超短時間湯通しを行い、冷水に取ってしっかり冷まします。
2. ペーパータオル等で表面の水分を徹底的に拭き取ります。
3. 1回で使い切る分量(小鉢1杯分ずつなど)に小分けし、ラップで空気が入らないようピッチリと包みます。
4. 冷凍用ジッパー付き保存袋に入れ、金属トレイの上に置いて急速冷凍します。
解凍する際は、前夜に冷蔵庫へ移して自然解凍するか、凍ったまま直接お味噌汁やスープ、炒め物に投入してください。細胞壁が壊れることでより粘り気が出やすくなり、調理の手間も省けます。