熱狂的な支持の裏で、現地を訪れた旅行者の生の声を拾い上げると、一定の割合で戸惑いや不満の声も聞こえてきます。その代表例が「駐車場問題」と「味の好みによるギャップ」です。
店舗の真正面にある駐車スペースは数台分しかなく、道幅も狭いため、混雑時に車を突っ込むと身動きが取れなくなります。現場で混乱するドライバーが後を絶ちませんが、実際には内牧温泉街の指定無料駐車場(大黒温泉横のスペースや阿蘇市商工会周辺の共用駐車場など)が整備されています。店舗前の狭小スペースに執着せず、最初から温泉街の公認パーキングに停めて風情ある路地を徒歩で歩くのが、最もスマートなアプローチです。
また、味に関するネガティブな口コミの多くは、「高級焼肉店のようなとろける霜降り脂」を期待して訪れた層から発せられています。阿蘇の大地が育むあか牛は、余計な脂肪分が極めて少ないヘルシーな赤身肉です。そのため、「とろけるような柔らかさを想像していたら、しっかりとした噛みごたえがあってアゴが疲れた」「タレの味が濃くて肉そのものの風味が隠れているように感じた」といった感想を抱く人も存在します。
一方で、定評のある接客態度については、多忙を極める行列店でありながら「スタッフの案内が明るくテキパキしている」「待ち時間の目安を親切に教えてくれた」といった好意的な意見が目立ちます。100年以上にわたり大衆の胃袋を支えてきた老舗ならではの温かみが、過酷な待ち時間を和らげる防波堤として機能しています。