EPAの健康効果が広く知れ渡る一方で、インターネット上では「食品由来だからいくら飲んでも副作用はない」という危険な誤解が散見されます。EPAが持つ「血液凝固を阻害する強力なパワー」は、特定の条件下ではリスクへと転じるため細心の注意が求められます。
最大の注意点は、病院から処方された降圧剤や抗血栓薬(ワーファリン、アスピリン等)との飲み合わせです。すでに薬物治療を受けている人が独断で高濃度のEPAサプリメントを過剰摂取した場合、降圧剤との相乗効果によって過度な低血圧(立ちくらみ・めまい)を引き起こしたり、血液が固まりにくくなることで皮下出血や胃腸出血、鼻血が止まりにくくなるといった「血液サラサラの副作用」が生じる危険性があります。
また、外科手術や抜歯を控えている場合も警戒が必要です。術中の予期せぬ出血リスクを回避するため、医療現場では手術の1〜2週間前からEPAサプリの服用一時中断を指導されるケースが標準的です。通院中の持病がある場合は、必ず主治医や薬剤師へEPA摂取の可否を事前申告することが不可欠です。