1987年の日本シリーズは、開幕前から異様な熱気に包まれていました。パ・リーグを圧倒的な強さで連覇した西武ライオンズと、セ・リーグの混戦を制して後楽園球場ラストイヤーに優勝を果たした読売ジャイアンツ。まさに球界の頂点を決めるにふさわしい顔合わせでした。
当時のスタメンを振り返ると、西武は1番の辻発彦、秋山幸二、清原和博、石毛宏典、バークレオらが並び、投手陣には渡辺久信、工藤公康、東尾修らを擁する盤石の布陣。対する巨人は、松本匡史、篠塚利夫、原辰徳、クロマティ、吉村禎章といった強力打線に、桑田真澄、槙原寛己、江川卓、水野雄仁らの豪華投手陣を揃えていました。
シリーズは後楽園球場での第1戦、巨人が桑田投手の力投で7-3と先勝。しかし第2戦は工藤投手が完封勝利を収めてタイに戻し、舞台を西武球場に移した第3戦・第5戦を西武が手堅く奪取。迎えた11月1日の第6戦、緊迫した投手戦の末に西武が3-1で巨人を下し、4勝2敗で日本一の栄冠を掴み取りました。