サーモントラウトの刺身は安全?生食できる理由と鮭との違いを徹底解剖に関する基本知識を徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。
「鮭(サケ)」と「鱒(マス)」の境界線は、実は生物学的には非常に曖昧で、すべてサケ目サケ科に属しています。一般に英語圏では海へ下る回遊型を「サーモン」、淡水に留まる河川残留型を「トラウト」と呼ぶ慣習がありますが、サーモントラウトは淡水魚であるニジマスを海水順応させて育てた養殖品種です。
店頭で見かける主要なサーモン類とどのような違いがあるのか、客観的なデータで比較します。
項目サーモントラウト(海面養殖ニジマス)アトランティックサーモン(大西洋鮭)白鮭 / 秋鮭(国産天然)生物学的分類サケ属 ニジマス種タイセイヨウサケ属サケ属 シロザケ種主な産地チリ、ノルウェー、日本国内沿岸ノルウェー、チリ、カナダ北海道、三陸、新潟生食(刺身)適性極めて高い(養殖管理・冷凍)極めて高い(空輸生鮮・冷凍)原則不可(要加熱またはルイベ処理)身質と脂質比率赤みが強い鮮紅色 / 脂質 約10〜15%淡いオレンジ色 / 脂質 約15〜22%淡いピンク色 / 脂質 約3〜6%味わいの特徴身が引き締まり、歯切れが良く後味すっきりとろけるような濃厚な脂と強いコク素朴で淡白、加熱調理で真価を発揮
アトランティックサーモンとの味の比較において際立つのは、その「身の弾力」と「キレの良さ」です。アトランティックサーモンが全体にサシ(脂)が回った濃厚な食感であるのに対し、サーモントラウトは筋肉質で程よい歯ごたえがあり、魚本来の旨味をダイレクトに感じられるバランスに仕上がっています。