式場との打ち合わせが進むにつれ、予想外のトラブルに発展しやすいのが「周辺アイテムの持ち込み制約」と「契約後のペナルティ」です。ネット上では誤った情報も飛び交っているため、契約書面に記載される厳密なルールを押さえておかなければなりません。
まず、フォーシスアンドカンパニーの小物持ち込みに関する誤解です。「ドレスを借りたら小物は一切持ち込めない」「持ち込み料が1点ずつかかる」という噂がありますが、基本的にはベール、グローブ、アクセサリー、ブライダルインナー、シューズなどの小物は持ち込み料無料で私物を使用できるケースがほとんどです。しかし巧妙なトラップが存在します。店舗側が提示する「ドレス&小物一括パッケージプラン」を利用している場合、小物を1点でも持ち込むとパッケージ割引そのものが消滅し、単品定価精算となって逆に総額が高騰する契約体系が敷かれている点です。外部のアトリエやECサイトで安く小物を調達したい場合は、パッケージ適用の条件を細部まで照合しなければなりません。
さらに深刻なのがフォーシスアンドカンパニーのキャンセル料の規定です。一般的なブライダル業界の規約に準拠し、契約成立(ドレスのキープ確定)の瞬間から段階的なキャンセル料が発生します。契約書面において設定されている代表的なペナルティ基準は以下の通りです。
- 契約成立日〜挙式日の61日前まで:成約金額の20%
- 挙式日の60日前〜31日前まで:成約金額の30%〜40%
- 挙式日の30日前〜8日前まで:成約金額の50%
- 挙式日の7日前〜当日:成約金額の100%
試着の初回において「今この場でキープしないと他の花嫁に枠を取られてしまいます」と決断を急かされ、仮押さえのつもりでサインをしてしまう花嫁が後を絶ちません。しかし、後から「やっぱり他店のドレスが着たい」と気が変わった場合、数万円から十数万円の解約金が容赦なく請求されます。この冷酷な商慣習こそが、契約後の大きなトラブルの温床となっています。