当時の関東地区・世帯平均視聴率データを検証すると、上位作品と配信特化型作品の間で「評価軸の二極化」が鮮明になりました。
【世帯平均視聴率ランキング(関東地区・ビデオリサーチ調べ)】
1位:『ドラゴン桜』(TBS) - 全話平均 14.8%(最終回 20.4%)
2位:『特捜9 season4』(テレビ朝日) - 全話平均 13.1%
3位:『イチケイのカラス』(フジテレビ) - 全話平均 12.6%(最終回 13.9%)
4位:『桜の塔』(テレビ朝日) - 全話平均 10.4%
5位:『警視庁・捜査一課長 season5』(テレビ朝日) - 全話平均 10.1%
6位:『リコカツ』(TBS) - 全話平均 9.1%
阿部寛主演の『ドラゴン桜』は初回から14.8%と好発進し、クライマックスに向けて右肩上がりに数値を伸ばして最終回で2021年民放ドラマ最高峰となる20.4%を記録しました。また、竹野内豊が型破りな裁判官を演じた『イチケイのカラス』も全話2桁をキープし、月9ブランドの復権を印象づけました。
一方で、世帯視聴率の数値だけでは測れないムーブメントを起こしたのが『大豆田とわ子と三人の元夫』(全話平均6.1%)と『コントが始まる』(全話平均7.6%)です。TVerの再生回数ランキングやTwitter(現X)のトレンド世界1位を獲得するなど、「見逃し配信とSNS口コミによる熱烈なエンゲージメント」を獲得した先駆的モデルとなりました。