インターネット上や一部の週刊誌では、「2人は解散後、顔を合わせることすら拒絶するほど憎み合っていた」「死ぬまで絶縁状態が続いていた」という噂が根強く囁かれてきました。しかし、関係者の証言やサブローさん本人の手記によって明かされた事実は、単なる憎悪の対立ではありませんでした。
確かに解散直後から数年間は、独立騒動に伴う巨額の負債処理や方向性の違いを巡り、深刻な感情的対立が存在したのは事実です。しかし、時を経て互いに年齢を重ね、それぞれの苦難を経験するなかで、若気の至りであった過去の決断を冷静に見つめ直す時間が生まれました。
報道各社の取材データおよび関係者の回顧録によると、二人の確執と和解の真相はシローさんが倒れる数年前から静かに進んでいました。共通の知人や後輩芸人を介して互いの近況を気遣い合っており、水面下では「もう一度、2人でなんばグランド花月のセンターマイクの前に立とう」「還暦を迎えたら記念の漫才をやろう」という前向きな話し合いが持たれていたのです。
公の場でツーショット漫才が実現することは叶いませんでしたが、心の奥底では互いの才能を認め合い、固い絆で結ばれた相方として和解を果たしていました。ネット上に残る「生涯の確執」という言説は、劇的な対立構図を誇張した誤解であると言えます。