日本国内のメーカーも、近年の多様な飲み方に対応した画期的なアプローチを展開しています。その代表格が、サントリーが市場投入した日本初の炭酸水で割って飲むビール「ビアボール」です。
ビアボールはアルコール度数16%という高濃度醸造を実現しており、氷をぎっしり詰めたグラスに注ぎ、炭酸水と組み合わせることで真価を発揮します。メーカー公式が推奨する基本の黄金比率は「ビアボール 1 : 炭酸水 3」(アルコール度数約4%)。さらに、お酒に強い層の間では「氷を入れたグラスにビアボール原液をそのまま注ぐロック(度数16%)」の濃厚な旨味がSNSを中心に絶賛され、若年層からベテラン愛飲家まで幅広い支持を集めています。
また、キリンビールが展開する飲食店専用の「アイスドラフト」も、氷を入れて提供することを前提に設計された樽生ビールとして全国のビアガーデンや野外フェスで話題を呼びました。従来なら敬遠されていた「氷×ビール」の組み合わせが、公式なプロダクトイノベーションとして認知された瞬間といえます。