長年愛された役を引き継ぐ際、声優同士の信頼関係はファンにとっても重要な要素だ。交代当時、神谷明氏は自身のブログやメディアで後任の小山氏へ温かいエールを送り、ファンに対して新たな毛利小五郎を応援するよう呼びかけた。
小山氏もまた、偉大な先達である神谷氏への敬意を折に触れて語っている。決して完全な模倣を目指すのではなく、神谷氏が作った毛利小五郎の魂を受け継ぎながら、自分の声でキャラクターに寄り添い続ける姿勢を貫いてきた。
この互いへのリスペクトがあったからこそ、ファンもスムーズに新たな「おっちゃん」を受け入れることができ、作品自体も途切れることなく進化を続けられたのだ。