ウクライナ出身として初めて最高峰の土俵へと到達した幕内力士・獅司 大毅の足跡は、後進にとっても大きな道標となっている。体格を生かした力強い寄り切りと、土俵際で見せる粘り強い腰の重さは、上位陣にとっても脅威そのものだ。
獅司 大毅が切り拓いた道は、単に勝ち星を重ねることだけにとどまらない。見知らぬ地で相撲の礼節を学び、番付を一段ずつ上がっていくプロセスそのものが、異国から来た若者たちに道筋を示した。土俵の上で見せる勝負師としての鋭い表情と、支度部屋で見せる穏やかな笑顔のギャップも、ファンを惹きつける大きな魅力となっている。