なぜこの地域がこれほどまでに激しい衝突の舞台となったのか。尼崎発砲事件 経緯まとめとして、時系列に沿って因果関係を整理します。
兵庫県警 捜査本部による長年の動態把握や公判資料から、以下の大きな節目が浮かび上がります。
- 2015年8月:六代目山口組から複数の直系組長らが離脱し、神戸山口組を結成。全国的な分裂抗争状態に突入。
- 2016年〜2018年:尼崎市内をはじめとする兵庫県・大阪府下で、双方の傘下組織による小競り合いや車両突入事件が頻発。緊張状態が限界点に達する。
- 2019年11月:尼崎市神田南通にて古川元幹部が自動小銃で射殺される。実行犯はその日のうちに逮捕。国家公安委員会および公安委員会は事態を重く見て警戒レベルを引き上げ。
- 2020年1月:両組織が「特定抗争指定暴力団」に指定され、尼崎市が警戒区域に設定。組事務所の使用禁止や5人以上での集会禁止など厳しい制限が課される。
- 2020年11月:警戒区域指定下にもかかわらず、尼崎市稲葉元町で再び銃撃事件が発生。幹部ら2名が重傷を負い、警察の取り締まりがさらに苛烈化。
- 以降〜現在:拠点の強制退去や関係施設の買収・解体、徹底的な頂上作戦が進展し、組織の弱体化が決定的なものとなる。