渡辺篤史氏の代名詞といえば、テレビ朝日系列で1989年4月にスタートした『渡辺篤史の建もの探訪』である。一般住宅の設計意図や住まい手のこだわりを丁寧に紐解くこの番組は、2026年現在で放送開始から37年目・通算放送回数1800回以上という金字塔を打ち立てている。
一部で囁かれた「番組降板説」についても、結論から言えば完全な誤報である。渡辺氏が番組を勇退した事実も、ナレーターやリポーターを交代した事実もない。毎週の放送において、おなじみの「こんにちは、渡辺篤史です」という穏やかな挨拶と、空間に入った瞬間の「おおーっ」「いいですねえ」という心底からの感嘆は健在だ。
降板説が浮上した背景には、キー局や各地方局における放送枠の移動(早朝時間帯への変更など)がある。視聴者が「いつもの時間帯にやっていない」と違和感を抱き、ネット上で「終わったのか」「降板したのか」と書き込んだことが噂の拡散を招いた。しかし番組は関東ローカルをはじめ全国の系列局やBS朝日等でしっかりと継続放送されており、長寿番組ならではの盤石な支持を集めている。