1987年のデビューから瞬く間に社会現象となった光GENJI。その最前線でグループを牽引した彼の存在感は圧倒的だった。連日連夜の歓声、カメラのフラッシュ、休む間もないスケジュール。当時の狂乱を振り返れば、それはまさに時代の申し子そのものだったと言える。
だが、頂点に立った者だけが知る孤独とプレッシャーもまた尋常ではなかった。アイドルとしての完成度を求められる一方で、ひとりの表現者として内側から湧き上がる衝動。1994年のグループ脱退は周囲に大きな衝撃を与えたが、彼にとっては自らの足で新たな演技の道を歩み出すための必然の決断だった。