かつて永康街といえば、うだるような暑さの中で食べる山盛りのマンゴーかき氷が定番だった。もちろんそれも捨てがたいが、現在のトレンドは「五感で味わう静かな台湾茶」へとシフトしている。
コンクリート打ちっぱなしのシックな空間や、茶器の美しさが際立つギャラリーのような茶芸館が急増中だ。ここでは、阿里山や木柵鉄観音といった希少な茶葉を、バリスタが丁寧にハンドドリップならぬ「ハンドブリュー」で淹れてくれる。冷たい炭酸で割ったティーカクテルや、お茶の香りを移した特製カヌレとのペアリングは、騒がしい街の喧騒を忘れさせてくれる極上の癒やし時間だ。