Q1:大人の発達障害は、本人の努力や根性で治すことはできますか?
A1:発達障害は脳機能の発達における偏りであり、「病気」のように完治するものではありません。そのため気合や根性で克服しようとするとかえってストレスを溜め込みます。重要なのは特性を無理に変えることではなく、苦手な作業を補助ツールで補ったり、得意分野を活かせる環境へ調整したりする「適応の工夫」です。
Q2:心療内科を受診して診断がつくと、会社に知られて解雇される心配はありませんか?
A2:医療機関には守秘義務があるため、本人の同意なしに受診情報や診断結果が会社へ伝わることはありません。また、労働基準法において障害や病気を理由とした不当解雇は禁止されています。診断書を提出して配慮を求めるか、クローズ(非開示)のまま個人で工夫を続けるかは本人が自由に選択できます。
Q3:ADHDとASDの両方の特徴に当てはまる気がするのですが、併発することはあるのでしょうか?
A3:十分にあり得ます。医学的にもADHDとASDの併存は珍しくなく、現在の診断基準でも重複診断が認められています。「注意散漫で忘れ物が多い(ADHD傾向)」と同時に「特定の物事への強いこだわりや対人面の不器用さ(ASD傾向)」を併せ持つ方は非常に多く見られます。