個室の顧客層を急拡大させているもう一つの原動力が、「個の趣味」に焦点を当てたZ世代を中心とする若年層だ。お気に入りのアニメやアイドルの映像を個室内の壁面プロジェクターに投影し、ライブ会場さながらの空間を作り出す「推し活利用」が完全に定着した。
同時に、誰にも邪魔されずに極上の酒と料理を味わいたい「おひとりさま」向けの超小型・個室空間もスマッシュヒットを記録している。周囲の視線を一切遮るカウンター型個室では、スマートフォンで自分好みのBGMや照明の色温度を自由にカスタマイズできる。単なる外食にとどまらない「個の空間体験」への課金意欲は極めて高い。