2018年のデビューシングル『シンデレラガール』は、王道アイドルの復権として音楽産業に巨大な地殻変動を起こした。しかし、そこからの道のりは平坦ではなかった。主要メンバーの脱退という激震は、カルチャー全体に深い余波をもたらした。
メンバーの離脱は、普通ならグループのアイデンティティを根底から揺るがす致命傷になりかねない。だが、残された永瀬と髙橋は立ち止まらなかった。彼らは喪失を隠すのではなく、失われた色の記憶すらも抱きしめながら、ステージに立ち続けた。その実直な姿勢こそが、離散の危機を結束のドラマへと塗り替えた最大の要因である。