「肉まんの美味しさ」を左右する二大要素は、皮(包材生地)の水分保持力と豚肉のカットサイズです。今回、各社の肉まんを中心で二分割し、餡の構造と皮の厚みを精密に計測しました。
断面を比較して明確になったのは、各社の設計思想の違いです。セブン-イレブンは生地の厚みが均一で、皮の内側に肉汁がじんわり染み込む「保水設計」を採用。これにより、時間が経っても皮がパサつきにくく、もちもち感が持続します。
一方のファミリーマートは、中央の餡の比率が非常に高く、皮は外側へ向けて薄めに仕上げられています。一口目からダイレクトに具材へ到達するため、ジューシーさを最も早く実感できる構造です。ローソンは餡の中に約5mm角の大きめにカットされたタケノコが規則的に散りばめられており、噛むたびに心地よい咀嚼音が生まれる工夫が施されていました。