芳根京子の生い立ちを語る上で避けて通れないのが、父親の波乱に満ちたビジネス人生です。父親である芳根聡(さとし)氏は、かつて広告制作やイベントプロデュース、テレビ番組制作などを手掛ける制作会社の経営者として業界で広く知られた敏腕クリエイターでした。
年商数億円規模を誇り、当時急成長を遂げていたITベンチャー企業とも提携を結ぶなど、事業は順風満帆に見えました。ところが2006年頃、提携先の経営破綻やライブドア・ショックに端を発する市場の急変に巻き込まれ、事業計画が頓挫。結果として多額の負債を抱え、父親の会社は事実上の倒産という最悪の結末を迎えることになります。
当時、芳根京子はまだ小学校高学年(当時9〜10歳前後)。昨日までの裕福な暮らしは一変し、一家は経済的な激震に見舞われました。豪邸を手放すことこそ免れたものの、生活水準の急激な切り詰めを余儀なくされ、食費や光熱費を極限まで節約する日々が始まります。
父親はその後、家族を養うためにプライドを捨てて奔走。農業関係のプロジェクトへの参画や北海道での事業立ち上げ、さらには郵便配達のアルバイトなど、業種を問わず昼夜を問わず働き続けました。報道関係者の取材によると、父親の現在は過去の負債整理を終え、培った知見を生かした地域振興ビジネスやクリエイティブのサポート事業に関わりながら、娘の活躍を温かく見守る穏やかな生活を取り戻しています。