教育現場やSNS、Q&Aサイトには、この変化形に苦しめられた学習者からのリアルな声が日々寄せられています。大手知恵袋や語学学習コミュニティの投稿群を分析すると、典型的なミスには顕著な共通パターンが存在することが浮き彫りになりました。
「TOEICのリスニングパートで『He fell down...』と流れた瞬間、なぜか『彼が落ち込んだ気持ちになった(feel down)』と勘違いして選択肢を誤った」「英会話のレッスン中に『I felt down the stairs(階段から落ちた)』と言ってしまい、ネイティブ講師から『階段の感触を手で確かめたの?』と笑いながら直された」といったエピソードが数多く散見されます。
特に英会話の実践現場において、falldown過去形として口をついて出るべき表現は「fell down」です。しかし、「気分が落ち込む」というメンタル面の表現である「feel down(過去形はfelt down)」と頭の中で激しく干渉し合ってしまう実態があります。現場指導にあたる英語講師らへの取材でも、「文脈ではなく単語のスペルだけで丸暗記しようとする受講生ほど、試験のプレッシャー下で『fell』と『felt』の区別を瞬時に失う」という指摘が一貫してなされています。