西三河のソフトテニスが強大な求心力を持つ一方で、ネット掲示板やSNS、保護者の間では時折、ネガティブな噂が囁かれてきた。代表的なものが「強豪高校へのスポーツ推薦は特定のジュニアクラブ出身者で独占されているのではないか」「選抜メンバーの選考に指導者の派閥が影響しているのではないか」という疑惑である。
当取材班が愛知県ソフトテニス連盟西三河支部の関係者および複数の学校関係者に取材を行ったところ、過去に存在した一部の不透明感に対する反省から、現在の選考体制は大幅に改革されている実態が判明した。現在、選抜チームの選考は複数の公式記録会やトーナメントでの直接対決結果、外部スカウト陣による客観的なパフォーマンス採点に基づいて行われており、「特定クラブの枠」といった既得権益は制度上排除されている。
ただし、推薦枠をめぐる競争が依然として過酷であることは事実だ。ある強豪校の監督は手記の中で「選ぶ側としても、学力基準や人間性を含めて総合的に評価せざるを得ない。勝敗だけでなく、追い込まれた局面での声の掛け方や、ベンチでの態度まで見ている」と明かしている。噂の多くは、激しい選考漏れを経験した関係者の不満が外部で増幅されたケースが大半であり、実態としては極めてシビアな実力主義が貫かれている。