シアトル系カフェをはじめ、現代のコーヒースタンドで提供されるアレンジメニューのほぼすべては、エスプレッソをベースとして設計されています。それぞれの違いを混同しないよう、構造をクリアに整理しておきましょう。
アメリカーノとドリップコーヒーの決定的な違い
アメリカーノとの違いは、ベースとなる抽出液です。アメリカーノは「抽出したエスプレッソをお湯(または冷水)で割ったもの」です。ドリップコーヒーと同じような透明感のある薄さになりますが、エスプレッソ特有の乳化されたオイル分を含んでいるため、口当たりがより滑らかで、豆本来の甘味や香ばしさがクリアに引き立ちます。
カフェラテとカプチーノの違い
どちらもエスプレッソにスチームした牛乳を合わせるドリンクですが、フォーム(泡立てられたミルク)の比率が異なります。
- カフェラテ:エスプレッソ(約20%)に液状のスチームミルク(約70〜80%)をたっぷり注ぎ、表面にごく薄いフォームミルク(約5〜10%)を乗せたもの。ミルクの滑らかさと甘味が主役。
- カプチーノ:エスプレッソ(約30%)に対し、スチームミルクと厚いフォームミルクを均等(各35%程度)に合わせる構成。空気を含んだフワフワの泡がエスプレッソの濃厚なコクを包み込み、よりコーヒー感が際立ちます。