六本木ルーテル教会のルーツを辿ると、戦後の日本の復興期と深く結びついています。母体である日本福音ルーテル教会は、1893年にアメリカの宣教師によって九州・佐賀で伝道が開始された、日本国内屈指の歴史を持つプロテスタント組織です。
六本木の地における伝道は戦後まもなくスタートし、米軍接収地時代の面影が残る時代から、歓楽街としての発展、そして六本木ヒルズの誕生に伴う大規模な都市再開発に至るまで、街の激動の歴史を定点観測のように見守り続けてきました。
超高層タワーや最新トレンドが交錯する港区六本木において、半世紀以上にわたって変わらない祈りとコミュニティを守り続けてきた歴史の厚みこそが、礼拝堂の厳かな空気感となって訪れる人々を包み込んでいます。