ブラジャーのフィット感を生み出す主役は、伸縮性に優れたポリウレタン繊維だ。しかし、この素材は熱、紫外線、そして長時間の湿気に極めて弱いという弱点を持つ。一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会が普及を進める「洗濯表示(JIS L 0001)」においても、多くの高機能インナーには日陰の吊り干しや平干しを示す記号が指定されている。
水分が残ったまま放置されるとポリウレタンの加水分解が進み、ゴムが脆くなって粉を吹いたり波打ったりしてしまう。脱水はタオルドライで優しく水分を吸い取るか、洗濯機ならネットに入れて最短時間(30秒〜1分程度)にとどめる。そのうえで手早く適切なランドリーケアへ移行することが、繊維の寿命を数倍に伸ばすカギを握る。