Q1:手のひらの親指の付け根(母指球)が平らになってきたのは筋萎縮ですか?
A1:母指球の筋萎縮は、医学的に極めて重要なサインです。代表的な原因として、手首の神経が圧迫される「手根管症候群」や首の骨の変形による「頸椎症性筋萎縮症」、そして「運動ニューロン疾患(ALSなど)」が挙げられます。単なる老化で親指の付け根のふくらみだけが局所的に削げ落ちることは通常ありません。早期に脳神経内科や手外科の専門医を受診してください。
Q2:筋肉のピクつき(線維束性収縮)を感じたら、重い病気なのでしょうか?
A2:ピクつき自体は、過度の疲労、ストレス、睡眠不足、カフェインの過剰摂取などによって健康な人でも起こる「良性線維束性収縮」が大多数を占めます。しかし、筋肉の目に見える痩せ細りや、脱力(力が入らない、物を落とす)を伴っている場合は、病的な神経変性の兆候である可能性が高まります。脱力感や手足の薄さを併発しているかどうかが受診の分かれ目となります。
Q3:廃用性筋萎縮のリハビリは高齢者でも効果がありますか?
A3:何歳であっても筋肉は適切な刺激と栄養に応答します。80代や90代であっても、適切な負荷運動とタンパク質補給を組み合わせることで筋線維の肥大と機能改善が得られることが多数の臨床研究で確認されています。ただし、高齢者の場合は心疾患や関節疾患を合併していることも多いため、理学療法士や医師の指導のもとで安全にリハビリを進めることが不可欠です。