だが、感動の涙が乾く隙さえ与えられなかった。100日目の投稿からわずか数分後、書籍化、各種グッズの販売、イベント開催、そしてアニメ映画化といった怒涛のメディアミックスが一斉に解禁される。あまりの素早さに、読者の心理は混乱した。
「最初から仕組まれた巨大な商用案件だったのではないか」「感動を金に換える手際が良すぎる」。ネット上では過熱するSNSマーケティングに対する反発が爆発。特に広告代理店大手・電通の関与をめぐる噂が一人歩きし、真偽を超えた激しい批判の嵐が吹き荒れた。感動的な創作物と商業の境目が曖昧になったことで、ファンが裏切られたと感じた瞬間だった。