結婚から長期にわたり順風満帆に見える二人ですが、かつてはネット上や一部週刊誌で「仮面夫婦ではないか」「実は別居しているのではないか」といった根拠のない憶測が飛び交った時期がありました。
こうした噂が生まれた背景には、主に以下の2つの要因があります。
- 山口智子の長期休業:『ロングバケーション』(1996年)の大ヒット直後、山口が女優業をセーブし、世界各地の伝統音楽や工芸を取材するカルチャー活動にシフトしたため、「家庭を顧みていないのではないか」という穿った見方をされたこと。
- 子供がいないことに対する昭和的偏見:「子供がいない夫婦=何か問題があるはずだ」という旧来の固定観念から、不仲説を短絡的に結びつけようとする風潮が存在したこと。
しかし、これらの噂は実態とは正反対のものでした。山口が世界中を旅していた期間中も、唐沢は彼女の知的好奇心とライフワークを全面的に応援。山口も旅先での感動を常に唐沢に共有し、帰国後は二人の時間を何よりも大切にしていました。互いを「所有」するのではなく、「ひとりの独立した人間」として尊重し合っているからこその自由であり、世間の浅薄な夫婦観を超越していたがゆえの誤解だったと言えます。