市場の拡大に伴い、消費者が求める原材料のクオリティも劇的な変化を遂げている。かつては安価な遺伝子組み換えトウモロコシを由来とする製品が大半を占めていたが、現在は「クリーン」な原料への移行が急ピッチで進む。
欧米や日本のアッパーミドル市場では、オーガニック栽培されたキャッサバ芋(タピオカデンプン)や非遺伝子組み換えのトウモロコシを原料としたプレミアムグレードが標準になりつつある。アレルギーリスクの低減や、残留農薬に対する消費者の厳しい目が製造メーカーの姿勢を強制的に変えた形だ。
また、酵素分解の精度を高めることで分子量の分布を厳密にコントロールした派生原料との差別化競争も激化している。単なる安価なカロリー源から、サイエンスに基づいた機能性成分へのシフトが鮮明だ。