ゴルフルールを統括するR&AおよびUSGAの厳格な規格(反発係数0.830以下、重量45.93g以下、直径42.67mm以上など)の枠組みを超えて設計されたのが、いわゆる「非公認球(高反発ボール)」です。
非公認球が「飛んで曲がらない」物理的な理由は、その極端な反発性能と球離れのスピードにあります。反発係数がルール上限を大きく上回る素材を採用することで、インパクト時にボールがクラブフェースに接地している時間(コンタクトタイム)が物理的に短縮されます。接地時間が短いということは、フェースの斜め方向の摩擦によって発生するサイドスピンの伝達量が激減することを意味します。結果として、スライスの回転がかかり切る前にボールが前方へと猛烈なスピードで射出されるのです。
月例競技や公式戦、オフィシャルハンディキャップ取得のためのラウンドでは一切使用できませんが、「仲間内のエンジョイゴルフで爽快に飛ばしたい」「飛距離が落ちてゴルフがつまらなくなってきたシニア世代」にとっては、ゴルフの楽しさを劇的に取り戻す有効な選択肢として広く親しまれています。