東京・四谷の駐日韓国文化院をはじめとする語学教育の現場では、単語の暗記にとどまらない「空気を読む対話力」が重視されている。ネイティブと心地よい関係を保つには、関係性のグラデーションに応じた表現の引き出しを持たなければならない。
年上の相手に親しみを込めたいときは、無理にチングと言わず「親しいヒョン(チナン ヒョン)」「親しいオンニ(チナン オンニ)」と呼ぶのが最も自然で喜ばれる。また、同世代であっても初対面から馴れ馴れしく振る舞うのは禁物だ。まずは敬語で丁寧に距離を測り、打ち解けたタイミングで「言葉を崩しましょう(マル ピョナゲ ヘヨ)」と確認し合う。このワンクッションを挟むことこそが、韓国社会における大人のマナーである。