朝の店舗フロアやドライブスルーレーンを定点観察すると、マックグリドルを注文する客層には明確な傾向が見て取れます。スーツ姿のビジネスパーソンがブラックコーヒーとともに淡々とオーダーしていく姿や、夜勤明けとおぼしき若者がセットを頼む場面が目立ちます。
知恵袋やコミュニティサイトに投稿された一次情報からも、その受容性のグラデーションが浮き彫りになっています。
「最初は友人に勧められて恐る恐る食べたが、今ではこれを目当てに早起きするようになった。一口目で広がるメイプルの香りとソーセージの塩辛さが舌の上で混ざり合う瞬間、強烈な背徳感と満足感がある」(30代男性・会社員の手記より)
「一口でギブアップした。甘いのかしょっぱいのか脳が処理できず、まるでケーキに醤油と油をかけたような違和感を覚えてしまった。普通のソーセージエッグマフィンに戻した」(20代女性・SNS投稿より)
このように、評価の振れ幅が極めて大きく、「無難なメニュー」が好まれがちなファストフード界において、ここまで明確なエッジを保ち続けている点こそが、発売から15年以上経過してもレギュラーから外れない理由です。