ネット上の掲示板や知恵袋などで散見される「ボーイズの強豪チームは親の当番で家庭生活が崩壊する」「上下関係が理不尽で体罰が残っているのではないか」という極端な言説は、現場の最新事情と大きく乖離しています。
まず、公益財団法人日本少年野球連盟が公式に通達を出している通り、近年のスポーツ界全体で暴力行為・暴言・体罰の撲滅が厳格に義務付けられています。公式アカウントや支部関係者の監視体制が強化された結果、旧態依然とした理不尽なシゴキは淘汰され、合理的かつ選手のリズムを重視したトレーニングへと移行しています。
また、最大の懸念点である「お茶当番問題」についても誤解が存在します。かつてのように真夏に一日中グラウンドへ張り付いて指導者へお茶を注ぎ続けるような極端な文化は、共働き世帯の急増に伴い見直されています。水分補給は個人用ジャグの各自持参が主流となり、保護者が行うのは審判の手伝い、救急救護用の見守り、遠征時の配車サポートなどに限定される傾向があります。
ただし、「親の手間が完全にゼロ」というわけではありません。休日の朝早い送迎や、子どもの体幹・体重を増やすための食事管理(タッパー弁当の準備等)など、家庭内でのバックアップは不可欠です。「放課後児童クラブ感覚で預けられる」と誤認して入部すると、後々大きな心理的軋轢を生む原因となります。