消防吏員の勤務形態は、一般的な公務員と同じ「日勤(毎日勤務)」と、交代で24時間体制を維持する「交替制勤務(隔日勤務)」の2つに大別されます。現場で消火・救急・救助を担う部隊の大多数は交替制勤務に従事しています。
交替制の主軸となるのは3部制(第1部・第2部・第3部)です。日本最大の消防組織である東京消防庁をはじめ、政令指定都市や主要自治体の多くがこの3部制を採用しています。3部制の基本サイクルは「当直(24時間拘束) → 非番(勤務明け) → 週休(公休)」の3日周期で進行し、カレンダーの曜日に左右されずにシフトが巡ります。
一方で、地方の小規模な消防本部など人員に限りがある地域では、職員を2班に分けて1日おきに当直を行う2部制が現在も一部で運用されています。2部制は「当直 → 非番 → 当直 → 非番」を繰り返し、数回に一度指定週休が入る過密スケジュールとなりやすく、職員の肉体的疲労度の観点から3部制への移行が全国的に推進されています。