近年の入試状況を紐解くと、男子・女子ともに高倍率が定着し、実質倍率が4倍前後の激戦となる年が珍しくない。難関適性検査を突破する合格の秘訣とは一体どこにあるのか。東京都立南多摩中等教育学校の受検で合否を分けるのは、表面的な暗記量ではなく、与えられた複数のグラフや長文資料から課題の本質を瞬時に見抜き、論理的に言語化する力だ。
独自取材によって見えてきたのは、合格者の多くが記述問題において「結論先行型」の文章構成を身体化しているという事実だ。激変する都立中高一貫校対策の重要ポイントは、過去問演習の丸暗記を排し、身の回りの社会問題に対する自分の意見を200〜400字で端的にまとめる訓練を日常化することに尽きる。情報戦に惑わされず、万全の受験戦略を立てる覚悟が求められている。