熱中症で突然の下痢と腹痛?見落とすと命に関わる危険サインと対処法

熱中症で突然の下痢と腹痛?見落とすと命に関わる危険サインと対処法

熱中症で突然の下痢と腹痛?見落とすと命に関わる危険サインと対処法に関する知りたいポイントを徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。

体調不良時に陥りがちな危険な思い込みの一つに、「下痢が出たらまず下痢止め薬(止瀉薬)を飲む」という対症療法があります。しかし、熱中症による消化器機能低下が疑われる場面において、自己判断による下痢止めの服用は極めてハイリスクな行為です。

なぜ下痢止めを服用してはならないのか。その理由は、腸管内に滞留した有害物質の排泄を阻害するだけでなく、強制的に腸の蠕動運動を麻痺させることで、虚血に喘いでいる腸粘膜の微小循環をさらに悪化させ、熱中症 下痢 治らない理由の決定的な引き金を作り出してしまうからです。腸管の麻痺によって麻痺性イレウス(腸閉塞)を併発する恐れすらあります。

さらに危険な誤解として、「胃腸をいたわるために冷たすぎない真水をがぶ飲みする」という行為が挙げられます。

下痢と多量の発汗によって失われているのは水分だけではありません。ナトリウムをはじめとする生体維持に必須の電解質が激減しています。そこへ塩分を含まない純粋な水やお茶だけを大量に流し込むと、血中のナトリウム濃度がさらに薄まる「希釈性低ナトリウム血症(水中毒)」を誘発します。

脳浮腫による意識障害や全身の痙攣発作を引き起こす危険性があり、胃腸の粘膜浮腫を悪化させて下痢をより長引かせる悪循環へと直結します。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。