かつて国道58号線沿いからも一際目立っていた「カーニバルパーク・ミハマ」の大観覧車は、2022年に惜しまれつつ解体作業が完了し、現在はその姿を完全に消しています。地元関係者や行政の公表資料によると、アメリカンビレッジ観覧車撤去の理由と真相は、開業から20年以上の歳月を経て直面した「沖縄特有の激しい塩害と毎年の台風による躯体の老朽化」でした。維持管理費の高騰に加え、来訪者の安全確保を最優先に判断した結果、施設全体の建て替えが決断された経緯があります。
「観覧車がなくなって寂しくなったのではないか」という懸念を抱く旅行者も少なくありません。しかし、北谷町美浜アメリカンビレッジ観覧車の現在を取材すると、現地の光景は衰退どころか、よりハイグレードな都市型リゾートへと力強く舵を切っていることが分かります。観覧車跡地周辺では、低層階にオープンテラスの洗練されたテナントを配し、上層階にラグジュアリーな宿泊施設を備えた新たな複合型リゾート開発が結実。視界を遮る巨大構造物がなくなったことで、美浜の青い空と海岸線への抜け感が強調され、より統一感のあるアーバンリゾートのスカイラインが形成されています。