本を開いたときに見かける虫は、体長わずか1mm前後の極小サイズから10mm程度のものまで様々です。色や動きの特徴を把握することで、的確な駆除アプローチを選択できます。
最も目撃頻度が高いのが、「本 小さい虫 白い」または薄い茶色に見えるチャタテムシです。体長約1〜1.5mmの微小な昆虫で、翅(はね)を持たない種類が多く、紙の上を敏捷に歩き回ります。紙そのものを食べるのではなく、高湿度環境で紙の表面に生えた目に見えないカビ(真菌)や本の製本糊を主食としています。
次に警戒すべきは、銀色の鱗粉をまとい、クネクネと魚のように素早く走る紙魚(シミ)です。成虫は体長8〜10mmほどに成長し、暗く湿った隙間を好みます。紙魚は紙の主成分であるセルロースや糊を直接削り取るように食害するため、放置するとページに虫食い穴や削れ跡を残します。
さらに、丸みを帯びた茶褐色の甲虫(2〜3mm)であるシバンムシ(タバコシバンムシ・ジンサンシバンムシ)も厄介な存在です。幼虫が紙や接着剤、段ボールを強力な顎で食害し、本に貫通したような深い穴を穿つ「本の虫(bookworm)」の主因となります。