事件の発端は、SNS上のあまりにも些細なトラブルだった。当時、旭川市内の歓楽街で悪名を轟かせていた内田梨瑚被告を中心とするグループは、女子高校生を執拗に脅迫し、車内に監禁。夜の闇に紛れて連れ去られた先が、石狩川の激流が渦巻く渓谷・神居古潭だった。
冷え切った川へ突き落とされ、未来を奪われた被害者の絶望は計り知れない。地元住民に恐怖と激しい憤りを植え付けたこの凶行は、やがて容疑者グループの逮捕へと進展する。だが、市民が安堵したのも束の間、捜査の進展とともに浮上したのは、警察組織そのものが抱える巨大な闇だった。