失踪から約2年半が経過した2026年春、事態は大きな転換点を迎えました。2026年4月下旬、キャンプ場から東に約600メートル離れた山林の枯れ沢(通称:涸れ沢)周辺で、捜索ボランティアの男性によって子どもの頭蓋骨の一部とみられる骨片が発見されたのです。
山梨県警による徹底的な再捜索の結果、周辺から左右のスニーカー、肩甲骨の一部などが次々と見つかり、DNA型鑑定およびミトコンドリアDNA鑑定の結果、発見された人骨は小倉美咲さんのものであると断定されました。これを受け、山梨県警は美咲さんが死亡したと判断しました。
発見場所は、道志村キャンプ場から急峻な尾根を越えた先の険しい沢筋であり、傾斜が極めてきつく、通常では子どもが単独で侵入することは困難と見られていたエリアでした。司法解剖や現場検証の結果、事件・事故の両面から慎重に捜査が進められましたが、第三者が関与した明確な証拠は見つからず、道に迷った末の滑落や低体温症による事故の可能性が高いと報じられています。
美咲さんの身元が特定されたことで、失踪事件そのものの「行方不明」状態には法的な終止符が打たれましたが、当時の捜索現場で飛び交った「ボランティア死亡」などの無責任なデマは、ご家族や関係者に深い心の傷を残すこととなりました。